■ ID | 221 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 蛍光分析の河川水評価への展開 |
■ 著者 | 海賀信好
東芝ITコントロールシステム 世良保美 東京都予防医学協会 高橋基之 埼玉県環境科学国際センター 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 北海道大学衛生工学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第11回衛生工学シンポジウム、平成15年11月7日 |
■ 抄録・要旨 | 河川水中の蛍光発現物質であるフルボ酸様有機物と蛍光増白剤の蛍光強度の分離が蛍光励起スペクトル解析により可能となった。この方法を全国の主要7河川について適用し、フルボ酸様有機物の流下変化を見た。
石狩川、利根川、多摩川、筑後川では河川の流下に伴い溶存有機炭素量は増加し、これに比例してフルボ酸様有機物の蛍光強度も強くなった。淀川を除く6河川ではこれら両項目の比は一定となり、蛍光分析によるフルボ酸様有機物の容易な把握が可能であった。淀川は琵琶湖下流の瀬田大橋で既に溶存有機炭素量が多く、フルボ酸様有機物由来の蛍光強度比は他の河川と比べ小さかった。プランクトンによる有機物の内部生産や長い滞留時間による太陽光の影響など湖沼特有の有機物と蛍光強度の関係が推察された。 |
■ キーワード | 河川水、フルボ酸、蛍光増白剤、DOC |
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